更新情報
Tonographのリリースノートです。
作業が失われる不具合の修正と記譜の改善
保存したファイルを開けなくなることがある不具合と、保存していない曲が確認なしに置き換わる不具合を直しました。記譜・再生・編集の不具合もまとめて直しています。
作業の保存
- 保存したファイルを開けなくなることがある不具合を直しました。開くときと取り込むときに安全に直せるところは直し、開き直せないファイルは書き込みません。直した箇所は警告タブに出ます。
- 新規作成、開く、最近使ったファイル、サンプル譜面、Finderやエクスプローラーからのオープンでも、保存していない曲を置き換える前に確認するようにしました。
- 「保存しない」を選ぶと自動保存も消えるようにし、自動保存からの復元も確実にしました。
- 保存の途中に加えた編集が、保存済みとして扱われていた不具合を直しました。
- 譜面の描画に失敗したときに白い画面のままにならず、ウェルカム画面へ戻れるようにしました。
- 有料版と無料版を同じMacに入れていると、起動のたびにキーチェーンのパスワードを求められる不具合を直しました。
記譜
- 曲頭のテンポ記号が出ていなかった不具合を直しました。
- 装飾音の符幹、タイでつないだ音のベンド、トリル、連桁の強制結合と分割、移調楽器の調号、空の小節の全休符、譜面の中のコードダイアグラム、トレモロピッキングの斜線、リピートの回数、ストロークの矢印の向きを直しました。
- 運指、臨時記号、スライドの線、強弱記号、ベンドの値と矢印が重なりにくくなりました。
- フレットボードの音名が、カポや移調を入れた実際に鳴る音で出るようにしました。
再生
- リピートの終わりとD.C.が同じ小節にあるときは、リピートを演奏してから戻るようにしました。サンプル譜面の「Lágrima」も楽譜どおりの長さで鳴ります。
- 選択範囲をループ再生すると、止めるまで繰り返すようにしました。
編集
- キーボードでカーソルを動かすと、譜面がカーソルを追うようにしました。
- 空の小節にも音符を入力できるようにしました。新しい小節は前の小節の音部記号を引き継ぎます。
- 休符だけの小節に貼り付けると、貼り付けた長さぶんだけ休符を置き換えるようにしました。
- 2つ目以降のボイスで→を押したとき、曲の途中では小節を足さずに次の小節の同じボイスへ進むようにしました。
- ツールバーやインスペクタを操作したあと、キー操作が譜面に届かないことがある不具合を直しました。
- 五線譜をクリックして入力したときや、弦を減らしたとき、小節を消したときに、曲が保存できない状態になることがある不具合を直しました。
ギターをつないで弾いて入力する
ギターをつなぐと、チューナー、ペダルボードでの演奏、弾いた音からの入力、リアルタイム録音が使えます。MIDIとオーディオ(WAV)の書き出し、.gpxファイルの読み込み、オンラインマニュアルにも対応しました。
チューナーカーソルのあるトラックのチューニングに弦を合わせます。ペダルボードで鳴らす弾いた音をトラックと同じペダルボードに通して鳴らします。実音入力単音を弾くと、カーソルの位置に音符が入ります。リアルタイム録音クリックに合わせて弾いた演奏を譜面にします。 ギターをつなぐ
オーディオインターフェースやマイクからの入力を使う機能をまとめて追加しました。最初に設定の「オーディオ」で入力をONにします。macOSとWindowsでは、初めて使うときにマイクの許可を求められます。
- チューナー:編集パレットから開き、カーソルのあるトラックのチューニングに弦を合わせます。
- ペダルボードで鳴らす:弾いた音をトラックのペダルボードに通して鳴らします。左パネルのオーディオ入力の節に入力のトリムとメーターを置き、設定ではレイテンシの内訳を確かめられます。オーディオバッファを小さくして遅延を縮めることもできます(次回の起動から)。
- 実音入力:弾いた音をカーソルの位置へ音符として置き、カーソルを次へ進めます。単音に対応し、どの弦で弾いたかを音色から見分けます。
- 弦の音色登録:お使いのギターの弦の音色を測って登録すると、実音入力が弦をより正しく当てられるようになります。
- 音コマンド:普段弾かない位置(既定は1弦21フレット)を弾くと操作用のダイアルが開き、開放弦で休符・音価・カーソル移動・取り消しを選べます。ギターから手を離さずに入力を続けられます。最初はOFFです。
- リアルタイム録音:クリックに合わせて弾いた演奏を、4分・8分・16分のグリッドに揃えて譜面にします。
書き出しと読み込み
- MIDIとオーディオ(WAV)を書き出せるようになりました。WAVはResonance Engineの音をそのまま焼きます。AIとの連携(MCP)にも同じ書き出しのツールを足しました。
.gp形式の1つ前の世代にあたる.gpxファイルを開けるようになりました。開いた曲は.tonographで保存するか、.gp形式で書き出せます。- PDFの書き出しで横向きを選べるようになり、用紙などの設定を次回も引き継ぐようにしました。
操作と画面
- オンラインマニュアルを公開しました。ヘルプメニューと、各ダイアログの見出しの「?」から該当するページを開けます。
- ウェルカム画面とインスペクタを作り直しました。
- ペダルボードのプリセットをJSONファイルで読み書きできるようにしました。プリセットを切り替えたときの音のつながりも滑らかにしています。
- フレットボードのTONEノブでトラックごとに高域を抑えられるようにし、VOLノブはカーソルのあるトラックの音量を映すようにしました。フレットボードの表示幅も次回へ引き継ぎます。
- 大譜表のピアノで、上下どちらの段の音もバーチャル鍵盤に光るようにしました。
- ドラムの強弱で音色も変わるようにしました。
- サンプル譜面の「Rosewood Letters」と「Scarlet Engine」を、実際に弾ける運指へ組み直しました。
変わった動作
- 音価を変えたときの小節の整え方を、「小節の押し出し」と「休符で埋める」の2つの設定に分けました。どちらも最初はOFFです。1.0.0では最初からONだったので、以前と同じ動きにしたいときは設定の「一般」でONにしてください。OFFのあいだは、長すぎる小節や短すぎる小節を編集パレットのメーターと譜面の印で知らせます。
直した不具合
- ワーミーバーの音程が実際より深くなることがある不具合を直しました。譜面ではワーミーをGuitar Pro 8と同じ描き方にしています。
- 連符の数字と括弧、ベンドの矢印、ハーモニクスの括弧、曲頭のコード表、複数の声部の休符が重なったりずれたりする不具合を直しました。
- 短調の調号がイ短調で「Cm」のように出ていた不具合を直しました。
- 単独ビューで2本目以降のトラックを表示して再生すると、再生カーソルが止まる不具合を直しました。
- ピアノとドラムのトラックでDeleteキーが拍の音を消さなかった不具合を直しました。
- 「すべてのトラックを表示」で、複数表示から外したトラックが戻らなかった不具合を直しました。
- 印刷のダイアログでキャンセルしただけで、印刷できなかったと表示される不具合を直しました。
- 項目を選ぶメニューと最近使ったファイルの一覧を、キーボードで操作できるようにしました。
- そのほか細かな表示と文言を直しました。
無料版
- 保存や書き出しのボタンを押せるようにしました。押すと有料版の案内が開きます。
- 新しいバージョンを1日に1回、自動で確かめるようにしました。
- 使用状況(どの機能を使ったか)を匿名で送るようにしました。曲の中身やファイル名は送りません。設定の「一般」でいつでもOFFにできます。送る内容はプライバシーポリシーに書いています。有料版は何も送りません。